静岡の川勝平太知事が退任記者会見、リニア問題で持論展開…新入職員向け訓示で「職業差別」発言

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 静岡県の川勝平太知事(75)は9日午後、退任記者会見に臨み、「県民に対して慣れない仕事で心配をかけたが、厚く御礼申し上げたい」と述べた。

退任記者会見で、知事を務めた15年間を振り返る川勝氏(9日午後2時26分、県庁で)=佐藤彩音撮影
退任記者会見で、知事を務めた15年間を振り返る川勝氏(9日午後2時26分、県庁で)=佐藤彩音撮影

 会見では、着工を認めてこなかったリニア中央新幹線静岡工区の建設工事について「4期目の最大の公約だった水資源確保とリニア事業の両立を図ることに一つの区切りがついた」と語り、「退職の理由と重なる」との考えを示した。JR東海が2027年の開業を断念したことについては「従来のJR東海の姿勢が一新されたと思う。工事に黄色信号がともったことを意味している」と話した。

 川勝氏は4月1日、新入職員向けの訓示で「県庁はシンクタンク。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さま方は頭脳、知性の高い方たち」などと発言。職業差別だとの抗議が殺到し、辞意を表明した。9日をもって辞職する。

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5342188 0 社会 2024/05/09 16:03:00 2024/05/09 16:03:00 2024/05/09 16:03:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/05/20240509-OYT1I50101-T.jpg?type=thumbnail

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