環境相「お話ししきれなかったことを伺いたい」 記者団との一問一答

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構成・市野塊
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 水俣病患者らの団体との懇談の場で、環境省がマイクの音を切るなどして団体側の発言を遮った問題をめぐり、伊藤信太郎環境相は8日昼、記者団の取材に応じた。同日夕に団体側に会って直接謝罪すると明らかにした。記者団との主なやりとりは次の通り。

 

 「5月1日の水俣病関係団体との懇談において、時間を超過した一部の方に、発言の途中でマイクを切ったことについて、大変遺憾で、発言されていた方に対して大変申し訳ない思い。深くおわび申し上げたい」

 「事務方の責任者に厳重注意をした。さらに、発言中にマイクを切られてしまった方のところに本日、私自身が出向いて謝罪し、ご意見をお伺いしたいと考えている」

 「当日は各団体のお話は、私には全て聞こえていた。マイクを切ったのか、切ったとしても誰がマイクを切ったのか。事実関係がわからなかったので、記者会見の場ではマイクを切ったことは認識していないと申し上げた」

 「今後の運用改善については、今回のことを深く反省し、どのようにすれば関係団体、皆様に寄り添ったやり方、懇談ができるかしっかり検討したい」

 ――なぜ大臣が直接謝罪に行くことにしたのか。総理からの指示があったのか。

 「これは私の判断。昨日、事…

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