電動キックスケーターで飲酒運転容疑 福岡・春日市職員を逮捕

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パトカーの赤色灯=曽根田和久撮影 拡大
パトカーの赤色灯=曽根田和久撮影

 電動キックスケーターで飲酒運転したとして、福岡県警南署は5日、同県春日市須玖北4、春日市職員の女性(24)を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は5日午前2時55分ごろ、福岡市南区横手2の県道で、酒気を帯びて「特定小型原動機付自転車」に当たる電動キックスケーターを運転したとしている。南署によると、パトロール中の警察官がふらついて運転している容疑者を見つけて呼気を調べたところ、基準の3倍超のアルコールが検出された。県警によると、特定小型原動機付自転車による酒気帯び運転容疑の逮捕は県内初。

 特定小型原動機付自転車は原動機付自転車の一種として飲酒運転が禁止され、酒気帯び運転には3年以下の懲役か50万円以下の罰金が科される。容疑者は飲酒運転を認めた一方、原付き付自転車と同様の扱いになるとは「知らなかった」と容疑を否認しているという。

 2023年7月の改正道交法施行で、一定条件を満たす電動キックスケーターは16歳以上なら運転免許なしで運転できるようになった。

 春日市の井上澄和市長は5日、「市民の信頼を著しく傷つけ、誠に遺憾」などとするコメントを出した。【平川昌範】

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