第3回改憲機運「高まっていない」7割、議論望むテーマは… 朝日世論調査

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 国民の間で、憲法を変える機運は「高まっていない」という受け止めが70%にのぼっていることが、朝日新聞社の全国世論調査(郵送)でわかった。憲法改正が必要だと思う人や自民支持層でも機運は「高まっていない」という回答がそれぞれ63%、64%と目立つ。

 岸田文雄首相は9月までの自民党総裁任期中の改憲実現を唱えてきたが、世論の大勢は冷めた目で見ている。

 機運は4択で聞き、「あまり高まっていない」が55%、「全く高まっていない」が15%。一方、「高まっている」は「大いに」4%、「ある程度」24%の計28%だった。

 首相の意向もあり、自民党が…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2024年5月4日16時9分 投稿
    【視点】

    興味深い結果です。「憲法に関して国会でもっと議論してほしいテーマ」が、①改憲のための国民投票、②デジタル時代の人権保障。この二つ、つながっています。  まず①ですが、改憲案への国民投票は民主主義の根幹であり、賛否両論どんな呼びかけをしても原

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