インドネシアの火山、再び大規模噴火 警戒レベル最高基準に引き上げ

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ジャカルタ=半田尚子
【動画】噴火したインドネシアのルアング火山=インドネシア国家防災庁提供
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 インドネシアの国家防災庁は30日、北スラウェシ州にあるルアング火山で、同日未明に大規模な噴火が起きたことを受けて、4段階ある噴火の警戒レベルを「3」から最も高い「4」に引き上げた。

 国家防災庁などによると、噴火が起きたのは現地時間の30日午前1時半ごろ。轟音(ごうおん)がとどろき、噴出した溶岩で夜空が赤く染まっているように見えたという。噴煙は1万9千メートルの高さまで達した。

 ルアング火山では今月17日の大規模な噴火があったばかり。今回の噴火前日の29日時点でも警戒レベル「3」が続き、政府が島への立ち入りを禁止していた。火山のあるルアング島の住人(約800人)の多くは、島を離れて避難生活を送っている状態だった。

1871年には噴火で高さ25メートルの津波

 ルアング島は広さ約20平方…

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