巨人・杉内コーチ「1軍にいると、すごく重宝する」…ローテ谷間を見事に埋めた6年目左腕

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 巨人2―1DeNA(セ・リーグ=27日)――巨人は二回、岡本和のソロ本塁打と大城卓の犠飛で先行し、継投で逃げ切った。横川は今季初先発で初勝利。DeNAは再三の好機で決定打が出なかった。

今季初勝利を挙げた先発の横川(27日)=黒瀬祐生撮影
今季初勝利を挙げた先発の横川(27日)=黒瀬祐生撮影

 思うように点が取れないなら、失点を防ぐしかない。巨人は6年目左腕の横川が、今季初先発で期待に応えた。「一球一球、魂を込めて投げるだけ。任されたところで、しっかり結果を出すことを心掛けた」。5回3安打無失点の好投で、十二分に仕事を果たした。

 ピンチを招いても動じなかった。2点リードで中軸を迎えた四回、先頭の佐野は遊ゴロに打ち取ったが、4番牧に右前打を許し、続く宮崎に四球を与えて一死一、二塁。第1打席で安打を許していた関根を迎えたが、内角へのスライダーで一ゴロ併殺打に仕留め、拳をぐっと握った。

 昨季はプロ初勝利を含む4勝(8敗)。14日に一軍へ昇格すると、3試合に救援して4回1安打無失点。今回の9連戦に巡ってきた先発のチャンスで、「僕の立場上、一試合一試合が勝負」とローテーションの谷間を見事に埋めた。杉内投手チーフコーチは「一軍にいると、すごく重宝する。どんどん実績を積み重ねていってほしい」と評価した。

 この日も攻撃陣は振るわず、わずか2得点。3点以下は13試合連続となり、球団ワースト記録を更新した。それでも、この間に5勝5敗3分けと勝ち星を拾えているのは、先発陣の奮闘が大きい。試合前時点の先発防御率は、リーグ唯一の1点台となる1・83でトップ。阿部監督は「(序盤に)試合を壊してしまうことが少ない。試合を作れている」と感謝する。

 「みんなで助け合って、チーム一丸となってやっていきたい」と横川。僅差での勝利の陰には、先発を任された投手たちの踏ん張りがある。(浜口真実)

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5303529 0 プロ野球 2024/04/28 06:30:00 2024/04/28 13:10:22 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/04/20240427-OYT1I50173-T.jpg?type=thumbnail

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