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木原防衛相は26日の閣議後の記者会見で、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が太平洋上に墜落した事故に関連し、現場海域で新たに「機体上部の一部と推定されるものやアンテナカバーを回収した」と明らかにした。自衛隊は海上保安庁や米海軍と協力しながら、行方不明者7人と機体の捜索に全力を挙げる。
現場海域は伊豆諸島(東京都)・鳥島の約280キロ東方で、水深は5500メートル。機体の主要部は海底に沈んでいるとみられ、27日以降、海自の海洋観測艦「しょうなん」が機体の捜索を始める。木原氏によると、同艦は海底5500メートルの捜索も可能だが、「深くなるほど精度は落ちる」と述べた。
2機には4人ずつ計8人が搭乗。1人は救出後に死亡が確認された。