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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日夜のビデオ演説で米国の軍事支援予算の成立について、「議論と疑いで過ぎた6か月を埋め合わせるために全力を尽くす」と述べ、不利に傾いている戦況の反転に意欲を見せた。
ロシア軍は3月以降、ウクライナ軍の防空ミサイルと砲弾の不足につけ込み、東部ハルキウなど各地の発電所や民間施設への攻撃を繰り返し、東部ドネツク州の複数の村を制圧した。
ゼレンスキー氏は「バイデン米大統領との合意が100%履行されることが重要だ」と強調し、米国の支援継続を求めた。
ウクライナ軍の発表によると、露軍は24日、すでに制圧したドネツク州バフムトやアウディーイウカ周辺に攻撃を集中して進軍を試みたが、ウクライナ軍が撃退した。
一方、ロイター通信は24日、露西部リペツク州の製鉄所に無人機が衝突し、稼働に影響が出る損傷を与えたと伝えた。露西部スモレンスク州でも、油槽所2か所への攻撃で火災が発生した。いずれもウクライナの情報機関が行ったという。