何がでるかな♪人気の「肉ガチャ」当たりが素敵、高級ステーキ! 年間来場者146万人の道の駅 都城NiQLL開業1周年 

 2024/04/25 21:28
年間4000万円以上を売り上げた肉自販機「ニクルズガチャ」と担当の大生勇二さん=24日、都城市都北町
年間4000万円以上を売り上げた肉自販機「ニクルズガチャ」と担当の大生勇二さん=24日、都城市都北町
 宮崎県都城市都北町の道の駅「都城NiQLL(ニクル)」は22日に開業1周年を迎え、年間来場者146万人を記録した。イベント広場横に設置された冷凍肉自販機「ニクルズガチャ」は、同種の肉自販機では日本一の年間売上高4000万円超えを達成。当初想定額の10倍という人気ぶりで、好調な集客の一翼を担う。

 ニクルは「日本一の肉と焼酎のまち」都城の発信拠点。肉自販機もその一環として設置され、精肉部門「ニクルの肉屋」で加工した牛豚鶏の精肉パックを1000円と2000円で販売する。最大の特色は、購入口で確かめるまで、どんな肉が出てくるか分からない「ガチャ」を採用した点だ。

 額面通りの品が出るのはもちろん、5回に1回の割合で出る「当たり」は、額面2.5倍程度の宮崎牛ステーキ。開業当初は10ある購入ボタンのうち二つを「ガチャ」に充てていたが、意外性やわくわく感が受け「ガチャ」だけ売り切れるケースが相次ぎ、すぐに七つへ増設した。

 ニクルを運営するココニクル都城販売戦略部の大生勇二部長(64)は「口コミで評判が広がり、県内外からガチャ目的のお客さんが増えた。品切れになると、『すぐに入れて』と連絡が来る」と話す。1日6、7回の商品追加はざらにあるといい「集客に貢献度大の孝行者だが酷使が心配。いたわりながら使いたい」と笑った。