近畿の新築マンション平均5464万円 23年度 過去2番目に高く

有料記事

松田史朗
[PR]

 近畿6府県で2023年度に発売された新築マンションの平均価格は、前年度比5.5%増の4935万円で、バブル期の1991年度の5464万円に次ぐ水準となった。上昇は4年連続。1平方メートルあたりの単価も5.9万円上がって83.4万円となり、11年連続で上昇。1973年の調査開始以降で最高となった。

 不動産経済研究所が4月18日、発表した。価格面で高値を記録する一方で、発売戸数は8.5%減の1万5788戸となり、2年連続で減少した。同研究所は、低金利や人件費や資材の上昇などを背景に、今後も価格上昇は続くとみている。

 価格上昇の牽引(けんいん)役になったのはJR大阪駅北側の再開発地区「グラングリーン大阪(うめきた2期)」の46階建て高層マンション「グラングリーン大阪 ザノースレジデンス」(484戸)。2月に1期分146戸が売り出され、即日完売。平均倍率は17.3倍だった。

 積水ハウス三菱地所などが…

この記事は有料記事です。残り469文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら