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栃木県那須町の河川敷で東京都千代田区の飲食店経営宝島龍太郎さん(55)ら男女2人の遺体が見つかった事件で、遺体発見当日の16日未明、死体損壊容疑で逮捕された男の仲間の男性2人が、都内の空き家で宝島さんらと接触していたとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。男は2人に遺体の処分を依頼したと説明しており、警視庁が詳しい経緯を調べている。
警視庁は24日、遺体で見つかった女性について、DNA型鑑定の結果、宝島さんの妻・幸子さん(56)だったと発表した。
捜査関係者によると、死体損壊容疑で逮捕された建設業平山
2人組は15日午後11時半頃、コンビニ店を車で出発。宝島さん夫妻も同じ時間帯、物件探しで滞在していた品川区東品川から、知人男性が運転するレンタカーで別の場所に向かっていた。
警視庁が2人組と宝島さん夫妻の足取りを防犯カメラ映像などで追跡したところ、16日午前0時頃、都内の空き家で接触していた可能性が高いことが判明。警視庁は22~24日、事件の関係先として、空き家の捜索と現場検証を実施した。警視庁は現場の状況などから夫妻が空き家で暴行された可能性があるとみている。
平山容疑者名義の車は16日午前4時過ぎ、那須町の河川敷付近を走行していたことが判明している。車のトランクなどには幸子さんの血液が付着していた。
平山容疑者は調べに、「ある人物に遺体の処分を指示され、仲間の2人に持ちかけた」と供述。指示した人物については、「怖い人。名前は言えない」と話しているという。