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今夏の第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園球場)で、暑さ対策として、気温が上がる昼間の時間帯を避けて試合を行う「朝夕2部制」が試験導入されることがわかった。夏の甲子園大会では近年、熱中症とみられる症状で、足がつる選手が目立っており、抜本的な対策が求められていた。19日午後に開かれる選手権大会運営委員会で決まる見通し。
朝夕2部制については、夏の甲子園大会では日中の気温が連日30度を超える酷暑の中で行われることから、日本高校野球連盟などが検討を進めてきた。
試験導入は開幕日を含め、大会中に3日ある1日3試合の日に実施することを想定。朝から2試合を行い、夕方から1試合をする案や朝に1試合、夕方から2試合を行う案が挙がっているという。
日本高野連は近年、選手の負担軽減策を進めており、2020年には1週間で500球以内とする投手の球数制限を導入。暑さ対策としては、昨夏の甲子園大会で五回終了後に10分間、水分補給などのための「クーリングタイム」が設けられた。また、20年からはスパイク内部の温度を下げる効果があるとされることから、黒色だけでなく白色のスパイクの使用も認められている。