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日本ハム4―2楽天(パ・リーグ=3日)――日本ハムが継投で逃げ切った。北山亘基は七回途中1失点の好投。万波が適時打と3ランでチームの全打点を挙げた。楽天は終盤に追い上げたものの、反撃が遅かった。
直球が初回からうなりをあげた。日本ハムの北山が七回一死まで一人の走者も許さない快投をみせた。
球速150キロ台前後で伸びのある球筋に、相手打者のバットが次々に空を切った。二回一死からの5者連続を含め、プロ初の2桁となる10奪三振をマーク。七回に四球を与えて、続く小郷、浅村の連打で失点して降板となったが、一時は完全試合の可能性を感じたファンから大きな拍手を送られた。
「初登板の緊張感の中で試合をつくれてよかった。最後は体力的に課題が残ったので、次回は任されたイニングを投げきりたい」と北山。今回の快投もほんの序章にすぎない。そう予感させる107球だった。(佐藤雄一)
日本ハム・新庄監督 「申し訳ないけど、(北山が)こんないい投球をするとは思っていなかった。テンポの良さとキレ。安心して見ていられた」