- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
「被害者への補償はどうするのか」「対応が遅れたのはなぜか」。28日、大阪市内であった小林製薬の定時株主総会は株主84人が出席し、2時間8分に及んだ。株主からは今後の影響拡大への懸念や危機管理の姿勢を問う質問が相次いだが、小林章浩社長の取締役再任を含む2議案は可決された。
「もっと早く対処できることがあったのに、もたもたしていた期間があまりにも長すぎる。この間の対応の鈍さが今も尾を引いている」。兵庫県西宮市の70代の男性株主は総会後の取材に、不満をあらわにした。
小林製薬によると、サプリ摂取者の腎疾患の症例が最初に報告されたのは1月15日。その後も症例の報告が相次いだが、会社が製品の自主回収を公表したのは2カ月以上経過した3月22日と、対応が後手に回った。
この記事は有料記事です。
残り336文字(全文668文字)