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宝塚歌劇団・劇団員死亡

宝塚歌劇団の劇団員が死亡した問題。歌劇団が公表した調査報告書を巡り、中立性や事実認定のあり方を疑問視する声が出ています。

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宝塚劇団員死亡 「改善すべきことは無数に」 遺族側弁護団が苦言

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宝塚歌劇団の女性が昨年急死した問題で、阪急阪神ホールディングスなどと合意書を締結し、記者会見する遺族側代理人の川人博弁護士(左)ら=東京都千代田区で2024年3月28日午後5時18分、渡部直樹撮影
宝塚歌劇団の女性が昨年急死した問題で、阪急阪神ホールディングスなどと合意書を締結し、記者会見する遺族側代理人の川人博弁護士(左)ら=東京都千代田区で2024年3月28日午後5時18分、渡部直樹撮影

 娘の尊厳を守りたい一心で、今日まできました――。宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の劇団員の女性(当時25歳)が2023年9月に死亡した問題は、28日に当事者間でパワーハラスメントを認める合意書を締結するなど節目を迎えた。遺族側弁護団は女性の母親のコメントを公表し、歌劇団側のこれまでの姿勢には「反省し改善すべきことは無数にある」と苦言を呈した。

 遺族代理人の川人博弁護士は28日、東京都内で記者会見を開いた。川人氏によると、遺族側がパワハラにあたると主張してきた宙組上級生らによる15件の言動はほぼ認められた。川人氏は「遺族側が主張してきたパワハラ行為はおおむね合意書に反映することができた」と明かした。

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