紙テープ舞う岸壁…転勤の先生たちと別れ惜しむ 種子島の西之表港

 2024/03/27 18:11
種子島を離れる教職員らに手を振る人たち=27日午後1時45分ごろ、西之表市の西之表港
種子島を離れる教職員らに手を振る人たち=27日午後1時45分ごろ、西之表市の西之表港
 鹿児島県の種子島では27日、前日の荒天から一転して穏やかな青空が広がった。西之表市の西之表港では、転出する教職員らの見送りが本格化。色とりどりの紙テープが舞う中、「ありがとう」と別れを惜しむ声が響いた。

 午後1時45分のフェリー出港を前に、岸壁は横断幕やのぼりを手にした教え子や保護者でぎっしり。上海日本人学校虹橋校に赴任する教員内野裕太さん(38)は「子どもたちを温かく見守ってくれた地域に感謝したい。海やロケットと種子島ならではの体験もできてよかった」と振り返った。

 西之表港では貨物との動線が異なり、慣例として岸壁での見送りが許されている。鹿児島新港(鹿児島市)と名瀬港(奄美市)では安全確保の観点から禁止された。

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