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センバツ高校野球2024

第96回選抜高校野球大会(春の甲子園)。全試合ワンプレー速報、スコアブック掲載。出場校別ニュースも。

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青森山田の選手の木製バット折れる 高校野球で珍場面 センバツ

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【広陵-青森山田】四回裏青森山田無死、対馬が木製バットを折りながら内野ゴロを放つ=阪神甲子園球場で2024年3月27日、北山夏帆撮影 拡大
【広陵-青森山田】四回裏青森山田無死、対馬が木製バットを折りながら内野ゴロを放つ=阪神甲子園球場で2024年3月27日、北山夏帆撮影

 第96回選抜高校野球大会第8日の27日、第2試合の広陵(広島)―青森山田の2回戦で、0―0の四回無死、カウント2―2から青森山田の3番・対馬陸翔選手がスイングしたところ、ボールが当たった木製バットが折れた。

 高校野球では今春から新基準の低反発バットに完全移行したため、対馬選手は初戦から木製バットを使用している。高校野球でバットが折れる場面は珍しく、低反発バット導入ならではのシーンとなった。

 対馬選手の折れたバットはマウンドから三塁側寄りに飛んだ。打球はショート方向に飛び、広陵・白髪零士遊撃手がファンブルした(記録は失策)。

 白髪選手は「(投手の高尾)響さんは球が強いので、木製バットが折れる可能性は頭の片隅にあった。少しポジション取りを前にしていたが、折れたバットが飛んで、一瞬(打球と重なって)一緒に見えてしまった。1歩前に出ないといけない打球だったが、迷ってしまった。普段からもっといろんな場面を想定して練習して、余裕を持って試合に臨みたい」と話した。

 青森山田は5番打者の吉川勇大選手も木製バットを使用し、八回2死一、二塁で遊ゴロを打った際にバットが折れた。

 どちらも選手にけがはなく、試合はそのまま進行した。【石川裕士】

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