「ながら運転」摘発、愛知県が4年連続全国最多…9歳次男亡くした事故遺族「殺人行為」

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 車の運転中にスマートフォンなどを操作する「ながら運転」について、昨年の愛知県内の摘発件数は2万2422件に上り、4年連続で全国最多となったことが愛知県警のまとめでわかった。事故遺族は「これ以上、被害者も加害者も増やしてはならない」と訴えており、県警も手を緩めずに取り締まりを続けている。(乙部修平)

生徒たちの前で講演に臨む則竹さん(中央)(15日、名古屋市中区で)
生徒たちの前で講演に臨む則竹さん(中央)(15日、名古屋市中区で)

 「ハンドルを握ることは、命を握ること。ながら運転は殺人行為なので、絶対にやってはならない」

 今月15日、名古屋市中区の愛知産業大学工業高校。次男の敬太君(当時9歳)をながら運転による事故で亡くした一宮市の則竹崇智さん(52)の講演に、集まった生徒らが真剣なまなざしで聞き入った。

 当時小学4年だった敬太君は2016年10月、歩いて下校中にスマホのゲーム「ポケモンGO」をしていた運転手のトラックにはねられて亡くなった。事故の衝撃で大きくへこんだ敬太君の水筒などの遺品を手にして、当時の状況を説明した則竹さん。「事故を思い出すのはつらい」と吐露しながらも、「黙っていては伝わらないから、こうして話をしている。ルールを守れば、事故は減らすことができる」と呼びかけた。

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4197141 0 社会 2023/05/27 14:47:00 2023/05/27 14:47:00 2023/05/27 14:47:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/05/20230526-OYT1I50183-T.jpg?type=thumbnail

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