九州がんセンターで一酸化炭素中毒か 9人搬送 福岡

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一酸化炭素中毒とみられる搬送者が続出した状況を説明する藤也寸志・九州がんセンター院長(左)=福岡市南区の同センター内で2023年5月27日午後5時21分、河慧琳撮影
一酸化炭素中毒とみられる搬送者が続出した状況を説明する藤也寸志・九州がんセンター院長(左)=福岡市南区の同センター内で2023年5月27日午後5時21分、河慧琳撮影

 27日午前10時10分ごろ、福岡市南区の国立病院機構九州がんセンターから「施設2階で職員が一酸化炭素(CO)中毒のようだ」と119番があった。市消防局などによると、センターの栄養管理室で働く20~70代の男女9人がCO中毒の疑いで別の病院に搬送された。全員意識があり、命に別条はないという。福岡県警と消防が詳しい原因を調べている。

 センターなどによると、同日午前9時40分ごろ、2階の栄養管理室内にある洗浄室で食器を洗っていた人やその周辺で体調不良の訴えが続出した。当時、栄養管理室内には、センターの委託で食器の洗浄や調理などを担当する会社の職員ら26人がいた。センターは搬送されていない残る17人を一晩入院させ、経過を観察するという。

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