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元ラグビー日本代表で順天堂大学医学部に在籍する福岡堅樹さん(30)の講演会が19日、長野県の上田市交流文化芸術センター(サントミューゼ)大ホールで開かれた。
福岡さんは、高校1年生の時にラグビー合宿の「聖地」といわれる上田市の菅平高原を訪れて以来、毎年のように菅平に来ているという。講演で福岡さんは、2015年にW杯日本代表に選ばれたものの、練習が厳しく、自分をうまくコントロールできずに「ラグビーをやめたい」と挫折を味わったことに言及。「その時の経験があったからこそ、成長できた」と振り返った。
また、目指す医師像については、「まだどの科を選ぶか決めていないが、スポーツをやった強みを生かせる医者になりたい」と語った。
今年、医学部受験に失敗したという受験生からの質問に対しては、「自分も落ちたことがある。今年の経験はプラスになると思う。何が足りなかったのかを考えることが強みになる」とアドバイスした。