特殊詐欺被害が少ない町、なぜ? 土地柄に加え、署員の秘策も

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コンビニエンスストアで電子マネーカードにシールを貼る葉山署員=神奈川県葉山町で2月27日、橋本利昭撮影
コンビニエンスストアで電子マネーカードにシールを貼る葉山署員=神奈川県葉山町で2月27日、橋本利昭撮影

 神奈川県内で特殊詐欺被害が多発する中、葉山署管内は2020年以降、特殊詐欺認知件数が年間2件以下で推移している。葉山町は元々、鉄道が通らず犯人の逃走手段が限られて標的になりにくい土地柄。これに加え、署がコンビニエンスストアなどで販売される電子マネーカードに注意喚起のシールを貼るなど、小さな町ならではのきめ細かな対策を徹底して実施していることが功を奏している。

 葉山署によると、18年の特殊詐欺認知件数は7件だった。19年5件、20年2件と減り、21年はゼロを達成した。22年は再び2件が発生し、今年2月には約1年ぶりに高齢者が約100万円の特殊詐欺被害に遭ったが、件数自体は低く推移している。

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