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岐阜県養老町は、プロ野球の村上宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)モデルの木製バットをふるさと納税の返礼品に再び加え、30日から受け付けを始める。野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で、村上選手が活躍したのをきっかけに問い合わせが相次ぎ、受け付けの開始を当初の4月上旬から前倒しした。
スポーツ用品大手、ミズノの製造工場「ミズノテクニクス」が町内にあり、今月で工場設立80年を迎えた。村上選手はミズノと契約しており、試合などで使うバットが同工場で作られている。こうした縁で、昨年11月~今年1月、村上選手が史上最年少で三冠王を獲得した昨季の当初、試合で使っていたモデルのバットを返礼品(寄付額9万5000円以上)にしたところ、92本の申し込みがあった。
ただ、村上選手は昨年6月以降、バットの仕様を変えたため、最新モデルを返礼品に求める声が町に寄せられ、第2弾が実施されることになった。
同社によると、返礼品のバットは一般の人が実際に使うことができるように設計してあり、村上選手のバットと全く同じではない。ただ、材質やグリップの形状、先端のくりぬき、色、長さはほぼ同じで「村上選手のバットにかなり近い」という。グリップエンドに、町章が刻印されている。
町では「村上選手のバットをきっかけに、町に興味を持ってもらいたい」と期待している。寄付額は11万円以上で、同町のホームページやふるさと納税を扱う大手サイトから申し込む。