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世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産の一つ、峯ケ塚古墳(大阪府羽曳野市、5世紀末)の発掘調査で、長さ約3・5メートルの木製埴輪(はにわ)が出土した。つえや旗をかたどったとの説がある石見型と呼ばれる種類の木製品で、8日発表した羽曳野市教委によると、他の種類を含めて木製埴輪としては国内最大になるという。
峯ケ塚古墳は全長96メートルの前方後円墳。くびれ部の北側に祭祀(さいし)の場と考えられる造り出しがあり、木製埴輪は付近の周濠(しゅうごう)から見つかった。石見型木製品は、これまで全国15の古墳で出土例があるが、今回のものは現存部分の長さが約352センチ、幅約75センチ、厚さ約8センチ。素材は当時の権力者が好んで使ったコウヤマキだった。
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