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白紙革命「一人じゃなかった」 夜の新宿で叫んだ中国留学生の本音

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中国のゼロコロナ政策に抗議するデモで、共産党批判などの「情熱派」と火災被害者を弔う「穏健派」に分けたことを示す案内板を持ったスタッフ=東京都新宿区で11月30日午後8時25分、林哲平撮影
中国のゼロコロナ政策に抗議するデモで、共産党批判などの「情熱派」と火災被害者を弔う「穏健派」に分けたことを示す案内板を持ったスタッフ=東京都新宿区で11月30日午後8時25分、林哲平撮影

 あまりにも厳格な中国の「ゼロコロナ」政策に対して中国各地で11月末に起きた抗議活動は、中国人留学生らが呼応する形で日本にも波及した。反政府的な言論を厳しく抑え込む習近平指導部下で育った若者らの多くにとって、デモへの参加は初めてだ。若者たちはどんな思いで抗議の声を上げたのか。

 11月30日午後7時前。繁華街へと向かう人と家路を急ぐ人が交錯するJR新宿駅南口では、花束やプラカードを持った人の輪がどんどん大きくなっていた。スマートフォンのカメラでその様子を撮影していた女性、梁さん(22)=仮名=に話しかけると、流ちょうな日本語で答えた。

 「北京や上海で大学生が抗議しているのを知りました。危険なのに行動した彼らに『見ているよ』と伝えたかった」

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