来週の渡英を前にメーガン妃(41)は今週、米誌「ニューヨーク・マガジン」特別号「ザ・カット」の表紙を飾り、ロングインタビューで、王室離脱に至った「ほろ苦い」気持について打ち明け、現在の王室との関係は、「こんな風になる必要はなかった」と胸中を明かした。

 同妃は王室時代を振り返り、上級王族であることが段々と困難になっていたと当時の思いを告白。それは自分の仕事が、まるで演技の仕事と同じように思えてきたからだという。「私は女優だった。どこに立ち、何を話し、いかに話すかの指示を受けることが私に与えられた仕事の全てだった。何を着たらいいのか、言ってもらえば、それに従うだけだった」と語った。

 ヘンリー王子(37)と結婚するまで、メーガン妃はライフスタイルの人気ブログ「ザ・ティグ」を運営するなど、自身のプライベートも公開してきた。それだけに、王室では広報が管理するSNSの公式アカウントしか使用できず、個人的な情報発信は許可されなかった。

 そんな環境に同妃は、「慣れるのは大変だった。自由だった人生から、全く違った人生への変化は大変な調整だった」と述べた。

 王室離脱前、ヘンリー王子とメーガン妃は、現役王族を続けながら、経済的に自立することを提案した。そうすることで、税金で運営される王室に対し、常に批判的な英国メディアを「黙らせることができる」と2人は考えたという。ところが、「どんな理由かわからないが、私たちにはそれが許されなかった。それと同じことをしている王族は数人いるのに」と不満をあらわにした。

 同誌とのインタビューは、ヘンリー王子&メーガン妃が先週スタートした音楽配信大手スポティファイのポッドキャスト番組「アーチータイプス」の番組宣伝の一環として行われた。