いわき平競輪FⅠナイター「東京スポーツ杯」が1日に開幕する。

 シリーズリーダーを務める地元の雄・成田和也(43=福島)は前回の立川FⅠ決勝で、芦沢大輔(40=茨城)に競り勝って脇本雄太(33=福井)の番手を取り切ると、懸命に追いかけて価値ある準V。今年の好調ぶりを象徴する〝さすが〟の立ち回りを見せつけた。

「脇本君は強いし、とにかく必死でした。付いていけたのはたまたまです。それでも良い選手の後ろで一緒に走れたのはよかったですかね」と淡々と振り返った。

 地元戦は5月の日本選手権(GⅠ)以来。その時は決勝に乗れず悔しい思いをしただけに、今シリーズで挽回したいところ。「もちろん(優勝を目指して)頑張りますけど、とにかく一戦一戦を大事に、ですね」。また今回は愛弟子の酒井雄多(26=福島)と同時あっせん。イレ込み気味な弟子をうまくなだめて、師匠としての〝さばき〟もしっかりと示してくれるはずだ。