ゼレンスキー氏「原発はウクライナ統制下に戻されるべきだ」…IAEA事務局長と会談

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 【リビウ(ウクライナ西部)=笹子美奈子】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は30日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原子力発電所の調査に向かう国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長と、首都キーウで会談した。

30日、キーウでIAEAのグロッシ事務局長らと会談するウクライナのゼレンスキー大統領(左から2人目)=AP
30日、キーウでIAEAのグロッシ事務局長らと会談するウクライナのゼレンスキー大統領(左から2人目)=AP

 ウクライナ大統領府の発表によると、ゼレンスキー氏は、「原発はウクライナ領にあり、ウクライナの統制下に戻されるべきだ」と述べ、原発周辺一帯を非武装地帯にする重要性を強調した。

 グロッシ氏ら14人の調査団は31日にも原発に到着し、調査を始める予定だ。しかし原発周辺では砲撃が相次いでおり、調査団が安全に現地入りできるかどうかが懸念されている。

 露軍が占拠するウクライナ南部ヘルソン州では、ウクライナ軍が領土奪還に向けて激しい攻撃を仕掛けている。ウクライナ軍は30日、一晩の攻撃で露兵160人が死亡し、戦車や大砲など60基を破壊したと主張した。露軍の補給路を遮断するため、ヘルソン州を流れるドニプロ川の橋などへの攻撃も続けている模様だ。

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3300781 0 国際 2022/08/31 13:12:00 2022/08/31 14:52:13 2022/08/31 14:52:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/08/20220831-OYT1I50053-T.jpg?type=thumbnail

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