エンゼルスの大谷翔平投手(28)は30日(日本時間31日)に本拠地アナハイムでのヤンキース戦に「3番・DH」で出場し、4打数2安打、1得点だった。打率2割6分9厘。チームは4―7で敗れ、連勝は4で止まった。

 意地の一振りが期待された3―7の9回一死無走者。ヤンキースのブーン監督は左腕ペラルタを7番手に送った。カウント1―1からの3球目、内角の96・5マイル(約155キロ)を逆方向へ。痛烈なゴロは無人の三塁線を破る二塁打となった。二塁打は今季20本目。マルチ安打は3試合連続、今季33度目だ。

 4点を追う6回二死無走者は4番手の右腕トレビノと対戦し、初球の内角高めの直球をフルスイング。詰まりながら右前に落とした。手がしびれたようで一塁ベース上で苦笑いした。直後に二盗を試みるも好送球にタッチアウトになった。

 初回二死無走者は先発の右腕タイヨンにカウント2―2から6球目のカットボールを振らされて三振。4回先頭は2番手の新人右腕チェンジアップに空振り三振だった。

 ア・リーグのMVPを争うヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)は2戦連発を含む5打数3安打3打点。4回二死一、二塁で右翼へ高々と51号3ランを運んだ。3回は左前打、9回は痛烈なライナーで左前に運んだ。前夜の借りを返された。

 31日(同9月1日)はヤンキースとの今季最終戦。大谷とジャッジの意地の激突に注目だ。