【米ニューヨーク州30日(日本時間31日)発】テニスの4大大会・全米オープン女子シングルス1回戦が行われ、2大会ぶり3度目の優勝を目指す世界ランキング44位の大坂なおみ(24)は、同19位のダニエル・コリンズ(28=米国)と対戦し、6―7、3―6のストレートで敗れた。

 1月の全豪オープン準V戦士に、序盤から果敢に攻めて第1セットは第3ゲームまで連取。しかし、3連続でゲームを落とすと、その後は一進一退の攻防。タイブレークまでもつれたが、先取を許した。第2セットも流れをつかむことができず、過去3戦全勝だった相手に、白星を献上した。

 5月の全仏オープン(パリ)で1回戦敗退後、左アキレス腱の負傷で離脱。8月に復帰を果たすも、4年ぶりに2大会連続初戦敗退の屈辱を味わった。「とても心配している。ここ最近いいプレーができていないので」と試合前に複雑な思いを口にした中、得意の全米オープンで初めて1勝もできずにコートを去ることになった。