松江のミドリガメ累計4700匹駆除 「ワニの会」活動3年目

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ミシシッピアカミミガメを捕獲するまつえワニの会代表の遠藤修一さん=松江市で2022年6月14日午後0時20分、目野創撮影
ミシシッピアカミミガメを捕獲するまつえワニの会代表の遠藤修一さん=松江市で2022年6月14日午後0時20分、目野創撮影

 松江市内の河川で外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の駆除に取り組む市民団体「まつえワニの会」の活動が3年目を迎えた。7月末までに累計約4700匹のアカミミガメを駆除し、さらに活動の幅を広げている。代表の遠藤修一さん(75)は「『アカミミガメが少なくなった』という声を聞くようになり、手応えを感じている。生態系を守っていきたい」と意気込んでいる。

 ワニの会は、松江城を囲む堀川を巡る堀川遊覧船の船頭だった遠藤さんら有志が2020年に結成し、現在は6人が所属している。会の名前は、米国でワニがアカミミガメの天敵であることに由来する。ペットとして人気のアカミミガメは捨てられるなどして大量繁殖し、地域の生態系を脅かしていることが各地で指摘されている。メンバーは、動きが活発になる5~10月、市内の川にほぼ毎日出かけ、かごわなを仕掛けては駆除してきた。

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