事故男性がコロナ陽性、救急搬送を断念し現場戻す 医療現場が逼迫

[PR]

 兵庫県尼崎市で5日、交通事故で搬送していた20代男性について新型コロナウイルス感染が分かり、受け入れ先が見つからずに救急隊が事故現場に戻って対応を終えていたことがわかった。同市消防局によると、男性はその後に再度搬送され、10軒目の病院で受け入れ先が決まったという。

 尼崎市消防局中消防署によると、男性は5日午後11時50分ごろ、同市の国道で軽乗用車とぶつかって転倒し、友人が119番。左足の痛みがあったが、搬送先でコロナ陽性が判明し受け入れを断られた。男性の状態が安定しており、医療現場の逼迫(ひっぱく)状況から別の病院を探すのを本人の了承を得て断念したという。

 同消防署は「結果として申し訳ないが、逼迫状況がひどく、判断としては間違っていなかった」としている。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]