高齢男女2人が民家で死亡、大阪で相次ぐ 熱中症による死亡事例も

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 大阪府内の民家で、高齢の男女2人が遺体で見つかる事例が相次いだ。

 八尾市南本町5丁目では11日夕、80代の夫婦とみられる男女2人が、居間の布団の上で死亡しているのを警察官が見つけた。八尾署によると、司法解剖の結果、2人は熱中症で8~9日に死亡したとみられるという。発見当時、室内の扇風機は回っていたが、冷房は稼働していなかった。家主が新聞がたまっているのに気づき、署に通報した。

 気象庁によると、八尾市内では8、9両日とも、最高気温は34度台を記録し、一日の平均気温は30度を超えていた。

 富田林市青葉丘では12日夕、阪本輝雄さん(78)と妻の安代さん(同)が室内で死亡しているのが見つかった。富田林署によると2人暮らしで、輝雄さんは寝室前の廊下で、安代さんは寝室で倒れており、目立った外傷はなかった。

 別居している次男から「朝から連絡がつかない」と110番通報があった。発見当時、寝室の冷房はコンセントから抜かれていた。9日以降の新聞が取り込まれずにたまっていたという。司法解剖して死因を調べる。

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